矢野阪神が1点及ばず巨人に連敗した。

矢野監督が「1本出なかったなという印象。でも何とかしようという姿勢は見せてくれた」と話すように、9回は抑えのビエイラから1死二塁の場面をつくった。代打糸井、近本が連続三振も最後まで巨人を攻めた。7回2死一、二塁では2番中野に代打北條を送った。「左の高梨は左(打者)がかなり苦しいので、(右の)ジョー(北條)で勝負にいった」と説明。カウント2-2から右の鍵谷に継投されたが「そこは相手のやることなので。全員で点を取っていくことには変わりない」と冷静に話した。

巨人先発の左腕高橋には5回4安打無失点で7勝目を献上した。今季3戦3敗となった左腕に「しっかり考えていきます」と対策し、これ以上苦手にはしたくない。昨季8勝16敗と苦しんだ巨人とここまで6勝6敗。「途中の結果なので、どうこうは考えていない」と話すが、このカード1勝2敗の連敗にも「全体的に状態が下がっているとか重いとかそういう感じはない」と、首位を走るチームの現状に悲観的ではなかった。