DeNAが今季初の同一カード3連勝を飾った。

阪神戦の同一カードでは15年4月7~9日(甲子園)以来、6年ぶりの3連勝となった。先発の大貫晋一投手(27)が5回92球6安打2失点と好投。打線はオースティン、ソト、桑原が本塁打を放つなど、8点を挙げた。

大貫は1回1死一、三塁のピンチで大山、佐藤輝から連続三振を奪い、勢いに乗った。最速148キロの直球にカーブ、スライダー、ツーシーム、チェンジアップ、スプリットと多彩な変化球を交えた。

「立ち上がりピンチを招いてしまいましたが、しっかり抑えることができリズムに乗ることができました。野手の援護もあり自分らしい投球ができたと思います。5回に連打を浴びてしまい、失点してしまったことは反省点です」と、4月6日中日戦以来となる白星を振り返った。

昨季はチーム唯一の2桁勝利を挙げていた。今季も勝ち頭として期待されたが、不振が続き、5月27日には再調整のため2軍に降格していた。2軍で調整している期間は、考え過ぎてストレスをためないために、ウクレレを始めた。「リラックスできるようにしたいなと思いましたし、何よりストレスをためないというのが一番あったので」。ビートルズの「Let It Be」を弾けるほどの腕前になった。イースタン・リーグでは3試合で2勝0敗、防御率0・60の成績を残して1軍に復帰。この日は軽快なリズムを刻み、今季2勝目をつかんだ。

▽DeNAソト(2発4打点)「今まで調子が良くなかったので、こうやっていい形で、いい試合ができてよかった。(2本目は)可能な限りボールを引きつけて(逆方向へ)打つことができた」

▽DeNA桑原(2戦連発の7号ソロなど二塁打が出ればサイクルの3安打)「サイクル安打は特に意識していませんでした。最後まで自分らしい打席を送れたことがよかったです」

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