DeNAが3日、乙坂智外野手(27)に厳重注意および当面の間の自宅謹慎の処分を課したことを発表した。

「当球団ではコロナ禍におけるチームルールとして、不要不急の外出、および外食を禁止しております。今回の当該選手の行動は誠に遺憾であり、厳重注意、および当面の間自宅謹慎処分といたします。当球団では、現在でも感染予防対策を行っておりますが、改めてチーム内で周知徹底し、感染予防に努めてまいります」と説明した。

乙坂は「NEWSポストセブン」に2日、6月に東京・渋谷のクラブに姿を見せ、練習に遅刻したと報じられていた。球団は「週刊誌の記事には当該選手が練習に遅刻したという記述がございましたが、そのような事実はありません」とした。

今季1軍では17試合に出場し、19打数4安打0打点で打率2割1分1厘。4月25日に出場選手登録され、5月28日に登録抹消された。2軍では28試合に出場し、打率2割5分3厘、2本塁打、10打点。左足に死球を受けた6月12日西武戦(横須賀)以降は出場がなかった。

乙坂は横浜高から11年ドラフト5位でDeNAに入団。通算468試合に出場し、676打数155安打、10本塁打。53打点、打率2割2分9厘の成績を残している。勝負強い打撃には定評があり、19年には得点圏打率3割8分2厘をマークした。同年のクライマックスリーズ(CS)ファーストステージでは第2戦(甲子園)でサヨナラ本塁打を放った。