首位阪神が最下位広島に逆転負けした。ドラフト1位佐藤輝明内野手(22)は5回の満塁機、9回の同点機でともに空振り三振で、プロ野球記録に並ぶ1試合5三振を記録した。

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▼阪神佐藤輝がプロ野球タイの1試合5三振を喫し、今季通算109三振となった。阪神の新人最多は19年近本の110、プロ野球新人最多は99年福留(中日)の121だが、更新は確実なペースだ。それどころか、年間207三振になる計算で、シーズン最多記録の93年ブライアント(近鉄)の204三振(130試合制)を上回る勢い。佐藤輝と同じチーム75試合目では、ブライアントも109三振していた。助っ人大砲は固め打ちならぬ「固め三振」が多く、この年1試合3三振が27度、4三振が5度あった。ここまで佐藤輝は3三振が10度、4三振が1度、5三振が1度。ブライアントは近鉄に在籍した8シーズンで1試合5三振は1度もない。