DeNA三嶋一輝投手(31)が5日、監督推薦でマイナビオールスターゲーム2021に8年ぶり2度目の出場を決めた。「ルーキーの時以来のオールスターに監督推薦で選ばれてすごい光栄に思いますし、また出るからにはしっかり自分のプレーを、いいものを出せるように、頑張りたいなと思います」と意気込んだ。

法大から入団したルーキーイヤーの2013年以来、8年ぶりの出場となる。「ルーキーの時に出場させてもらったんですけど、素晴らしい先輩方やいい選手がたくさんいた。野球の話だったり、私生活の話だったり、本当にこういう場というのはオールスターじゃないとできない」。今やクローザーとしてリーグを代表する存在だが、向学心を忘れない。「しっかり勉強もしたいですし、しっかり盗むものは盗んで。自分のシーズンに向けて1つでもレベルアップできるように」と引き締めた。

どんなプレーを見せるのか。「今、僕たちがこうやって野球ができているのは、いろんな人たちに支えられているから。そういった人たちに感謝をしながら、僕たちができることは、プレーで勇気や感動、そして僕たちにしかできない野球を通して見せること。シーズンを通して意識してやってきていますので。オールスターでも、しっかりと見てる人たちに、勇気や感動を与えられるようなプレーを心掛けたいなと思います」。リーグ戦と同様に、謙虚な気持ちで試合に臨む。

150キロを超える剛速球に140キロ台のフォークなどで、今季の奪三振率は9・66を誇る。「パ・リーグの打者の方たちはすごい力もあって、力強いスイングをしてくるので。特にこの人というのはいないですけど、全員が素晴らしい人たちが出てくるので、1人1人、楽しみながら、強さ、すごさ、怖さを感じながら投げたいなと思います」。強打者たちに真っ向勝負を挑む。