5回の阪神の攻撃中に、両軍ベンチが言い争う一触即発の事態が発生した。5回2死一、二塁。打者佐藤輝の1ボールから2球目を投げる前だった。ヤクルトの三塁手村上が審判にアピールした。初球を投げる際に、二塁走者近本の動きに対して、何らかのアピールをした。阪神ベンチからは「絶対にやってない」「ごちゃごちゃ言うな」という声が起きた。すると、ヤクルトベンチも応酬し、場内は騒然とした。田口が2球目を投げた後、阪神矢野監督とヤクルト高津監督がベンチを出て、審判と話し合い、事態は収まった。

◆セ、パ両リーグのアグリーメントには「情報のフェアな入手と利用に関する申し合わせ」として、サイン盗み等などのアンフェアな方法による情報の入手、利用などの不正行為などを行わないことを申し合わせている。

【監督・コーチ・選手・スコアラー関係】

1・ベンチ内、ベースコーチ、走者から、打者あるいは塁上の走者に対して球種等の伝達は行わない。(参考)ベンチ内へのメガホン持ち込み禁止。

2・ネット裏スコアラーについては、試合に関する情報を収集するのは構わないが、その試合に関する情報はベンチに伝達しない。また、投球に関して打者、あるいはベンチへサインを送る行為を絶対にしない。