阪神藤浪晋太郎投手が、気迫のKKKで、逆転サヨナラ劇への流れを作った。

3点ビハインドの8回に2番手で登板。オースティン、宮崎、牧の主軸と対峙(たいじ)した。オースティンは外角低めのカットボールを振らせ、宮崎も2球で追い込み、外角低めのカットボールで空振り三振。牧はこの日最速の158キロストレートを軸に攻め、カウント2-2からの6球目、やはり外角低めのカットボールで空を切らせた。

藤浪は「状態は良かったですし、(リードされていて)そんなに気負う展開でもなかったので、思い切って、いい流れを持って来られるように投げました」と充実の汗。その言葉通り、圧倒的な投球で3者三振に切って取った。

直前の7回に青柳が2点を奪われたが、流れを引き戻した快投を矢野監督もたたえた。「晋太郎も頑張ってくれた。流れが変わるような3者三振」。重苦しいムードを一変させた投球を、3番手及川とともにたたえた。

これで藤浪は登板5試合連続で無失点と上り調子。先発からリリーフに役割が変わっても、思い切り腕を振り、チームの勝利に貢献することに変わりはない。【高垣誠】

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