代打で巨人デビューを果たした中田翔内野手(32)が試合前の円陣でも“声出しデビュー”を飾った。後半戦は岡本和や石川が務めていた試合前恒例の円陣の声出し。この日は、20日に日本ハムから電撃無償トレードで加入後、初のベンチ入りとなった中田がチームメートの輪の中心でナインをもり立てた。

スタメン入りはしなかったが、同点に追い付いた直後の6回1死一、二塁、大城の代打で移籍後初出場。初打席は四球を選びチャンスを広げた。7回の守備から一塁の守備についた。

今季の前半戦は、腰痛に悩まされた影響で打率1割9分3厘、4本塁打。4日に行われたエキシビションマッチDeNA戦(函館)の開始前、日本ハムの同僚選手に対して暴力行為を行ったことが判明し、1、2軍すべての試合の出場停止処分を受けていた。20日に巨人への電撃無償トレードが発表され、試合前練習にも参加していた。

◆中田翔(なかた・しょう)1989年(平元)4月22日、広島市生まれ。大阪桐蔭では1、2年夏、3年春に甲子園出場。07年高校生ドラフト1巡目で日本ハム入り。打点王3度(14、16、20年)、ベストナイン5度(13~16、20年)、ゴールデングラブ賞4度(15、16、18、20年)。13、17年WBC、15年プレミア12日本代表。184センチ、106キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸3億4000万円。

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