阪神が首位死守へ、負けられない戦いに臨む。

ここまで敵地で広島に連敗。この日デーゲームだった2位巨人、3位ヤクルトがともに勝利したため、ナイターで阪神が負ければ、勝率の差で一気に3位転落となる状況になった。

阪神の先発マウンドを託されるのは、秋山拓巳投手(30)。広島には昨季から8勝無敗の好相性。今季すでに4勝を挙げ、対戦防御率1・84を誇る。

「対策の練り合いですし、相手にもすごく変化が出てきていますし、その中でも抑えなければいけないので、ランナーを出しても粘るなどできることをしっかりやっていきたいと思います」。前回対戦した15日(京セラドーム大阪)では、フォークを振らなくなった広島打線の変化にきっちり対応し、5回無失点に抑えた。9勝を挙げている右腕に慢心はない。チームの連敗を止め、危機を救えるか。

なお、阪神はここまで13度の首位陥落危機を回避しており、14度目のピンチもしのげるか、注目される。

 

▼28日試合終了後の時点で首位阪神とのゲーム差は、2位巨人が1・5、3位ヤクルトが2。この日、中日に勝った巨人は勝率5割7分5厘、DeNAに勝ったヤクルトは同5割7分3厘1毛となった。阪神が広島戦に敗れると、同5割7分2厘9毛となって2チームを下回る。巨人は3位阪神とゲーム差マイナス0・5で首位、ヤクルトは同マイナス1で2位になる。