DeNAフェルナンド・ロメロ投手(26)が8度目の登板で来日初勝利を挙げた。1回に三塁打と暴投で1点を失ったが、2回から6回まで0を並べた。最速154キロのツーシームをストライクゾーンに投げ込み、6回89球で7安打1失点と好投した。7回の攻撃で代打を送られて交代となったが、味方打線が佐野恵太の2ランで逆転。勝利投手の権利を得た。

ロメロは「初回に得点を許してしまいましたが、粘り強く1人1人抑えていくことを意識して投げられました。また、キャッチャーの山本としっかりコミュケーションを取りイニングの先頭、各打者の入り球を注意したことが良い結果につながったと思います」と喜んだ。

昨オフにDeNAに入団。来日当初はクイックモーションやバントシフトといった日本流野球に戸惑いを見せていたが、2軍での再調整をへて克服していた。

▽DeNA三浦監督(来日初白星のロメロに)「ゾーンの中で力強い球を投げていた。四球が絡むこともなく、粘り強く投げていた」

▽DeNA佐野(7回に11号決勝2ラン)「しっかり自分のスイングができ、いい感触で捉えることができました。ロメロがずっと好投していたので初勝利を飾れて僕もうれしい」

▽DeNA三嶋(自己最多を更新する19セーブ目)「正直、自己最多は気にしてないです。そのことより負けが4個付いているしチームが大事な時に踏ん張れなかった気持ちの方が強い」