西武一筋20年、栗山巧外野手(38)が通算2000安打を達成した。球団生え抜きでは初の快挙。プロ3年目の04年に初出場初安打を記録してから2041試合目での達成。

▼栗山が4日の楽天17回戦(楽天生命)の9回、牧田から左前安打を放ってプロ野球54人目の通算2000安打を達成した。初安打は04年9月24日の近鉄27回戦(大阪ドーム)の小池からで、西武生え抜き選手の達成は初めて。1球団で2000安打以上は栗山で31人目だが、現12球団で達成者がいなかったのは西武と楽天だけだった。パ・リーグで最多の23度優勝している西武に、ようやく生え抜き2000安打が誕生した。ちなみに、西武でデビューして他球団で達成は00年秋山、04年清原、15年和田と松井の4人おり、他球団でデビューし西武在籍時に達成は75年江藤、77年土井、83年山崎の3人いた。

▼1軍デビューは初安打を記録したプロ3年目の04年9月24日近鉄戦で、プロ入り3年間はわずか1安打。初出場が3年目以降で達成は4年目の福浦、3年目の大島、駒田に次いで4人目。3年目終了時の安打が1本以下は0本の福浦、1本の秋山に次いで3人目だ。栗山はプロ5年目終了時にまだ124安打で、初めて規定打席に到達したのは7年目の08年。5年目終了時の安打数は3番目に少なく、初の規定打席到達まで7年以上は4人目と、スタートは苦労したが、6年目からは年平均125安打しプロ20年目で到達した。