天理大は友杉篤輝内野手(3年=立正大淞南)が公式戦初本塁打を放つなど、追手門学院大に7-0の8回コールド勝ちで開幕2連勝。リーグ戦初先発の斉藤佳紳投手(1年=近大泉州)が5回0封で初白星を挙げた。大体大は稲林隼人外野手(3年=益田東)が3打数3安打1打点の活躍で神戸国際大に7-0で7回コールド勝ちし、開幕2連勝を飾った。

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天理大が追手門学院大に8回コールド勝ちし、連勝で勝ち点3を獲得した。

打線が活発だった。1回無死満塁から4番の近藤遼一内野手(2年=八戸学院光星)が右中間へ走者一掃の二塁打で先制する。2回は1死一、三塁から吉田元輝内野手(2年=京都外大西)の右前適時打で追加点。3回には俵藤夏冴内野手(3年=大阪桐蔭)と小林太郎捕手(2年=松商学園)の適時打でリードを広げた。近藤は3安打1四球と全打席で出塁。「4番として打つべきところで打てたので上出来。打席内で準備が出来たのが結果につながった」と前日の反省を生かした。

リーグ戦初先発の斉藤佳紳投手(1年=近大泉州)は走者を出しながらも粘りのピッチング。「ブルペンでは緊張したが、プレイがかかってからはしっかり試合に入れた」と5回を5安打無失点にまとめ、リーグ戦初白星。2番手の左腕本間悠貴投手(2年=大冠)も3回を0に抑え、無失点リレーをアシストした。

6点リードの8回無死からは友杉篤輝内野手(3年=立正大淞南)の公式戦初本塁打で試合を決めた。「打った感触は良かった。今日は安打が出ていなかったのでほっとした」。左翼スタンドへライナーで突き刺し、「体重増やしたのが良かった」とおにぎりでの食トレ効果を実感。ベンチ前ではナインに迎えられ、満面の笑みを見せた。

藤原忠理監督(56)は「初球から狙っていきなさいと試合前に指示を出していた。3番、4番が自分の仕事をしてくれている」とクリーンアップの信頼も厚い。試合を決める1発を放った友杉については「1年生から出ているのでちゃんと働いてもらわないといけない。うちの看板選手」と期待度は高い。次節は関西国際大と対戦する予定。「しっかり締め直していければ」と気を引き締めた。