DeNA山崎康晃投手(28)が守護神に返り咲いた。4-2と2点リードの9回に4番手としてマウンドへ。1回を1安打無失点に抑えて、昨年7月14日中日戦(ナゴヤドーム)以来となる、今季初セーブを挙げた。これが通算170セーブ目となった。

「久々の9回ということもあって、僕自身いろんな思いもあり、パフォーマンスもちょっと浮ついたところもありました。三嶋さんが今日ベンチ外ということもあって、前回ああいう形でやられたのことを近くで見ていた。いろんな思いがあってのセーブシチュエーションでした。もちろん試合に勝ったこともそうだし、一生懸命投げた京山だったり、砂田だったり、エスコバーだったり、最後の締めの形がとれて良かったと思います」と話した。

9回は1安打を許したが、最速150キロで打者3人で抑えた。マウンド上で、ベンチ前で選手たちとハイタッチをかわした。「やはり9回を投げる投手としては、それが醍醐味(だいごみ)というか、みんなでマウンドに集まってハイタッチする瞬間だったり、ロッカーに戻ってみんなで祝福する瞬間が見られてよかった。どういう状況でも、任されたところで、しっかり腕を振っていくのが今季の目標だった。そういう目標が達成できてよかった」と話した。

三浦大輔監督は試合後、抑えを務めてきた三嶋一輝投手と配置転換することを明言した。「(山崎は)抑えの経験もありますし。三嶋はリリーフとして待機してもらいます。展開でどこで投げるかはわかりません。(配置の入れ替えは)状態を見て決めました」と話した。16日に両者には伝えていたという。

三嶋は15日の巨人戦(東京ドーム)で3失点し、5敗目を喫した。この日はベンチを外れていた。【斎藤直樹】

▽DeNA三浦監督(配置転換に)「(山崎は)抑えの経験も長いことあるので代えました。(三嶋と山崎の)状態を見て決めました。三嶋はリリーフとして待機してもらいます。展開(次第)で、どこで投げるかは分かりません」

 

▽DeNA砂田(今季2勝目)「京山が粘りの投球をしていたので、どんな場面でいっても、しっかり助けてあげようと思っていた」

▽DeNA京山(6回2/3で1失点)「立ち上がり山本が盗塁を防いでくれたのでリズムに乗ることができた。ストレートはしっかり指にかかり、いい感覚で投げられました」

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