今秋ドラフト上位候補の最速152キロ左腕創価大・鈴木勇斗投手(4年=鹿屋中央)が、8回0/3を被安打2の10奪三振の好投。NPB7球団9人のスカウトの前で、今季2勝目を挙げた。

5回までは、相手打線を無安打に抑えた。「直球が(指に)ひっかかってしまって調子はよくなかったけど、変化球でカウントをとることができました」と話した。

ボール先行になっても、慌てなかった。カーブ、スライダー、チェンジアップと変化球を効果的に使い、直球狙いの相手打者を苦しめた。今季リーグ戦ではカーブの制球が課題だったが、練習でブルペンから多く投げることで修正。「うまくカーブを使うことができました」と納得の表情だった。

スカウトのガンで、この日は最速145キロをマーク。今夏は新型コロナウイルスの影響であまり投げ込みができておらず、この日も暑さから9回途中で降板。「疲れが出て、バテてしまいました」と苦笑い。それでもリーグ戦は4試合目の登板で「状態も、徐々に上がっています」と手応えをつかんでいた。