DeNA桑原将志外野手が2戦連続の先頭打者本塁打を放った。1回、初球真っすぐを左翼席中段へ運ぶ12号ソロ。

これまで今季13イニングで1点しか奪えていなかった中日小笠原に先制パンチを食らわせた。「抑えられている印象があったので何とか出塁しようと。攻撃にいい流れをつくりたかった」と興奮気味に振り返った。

前夜は初回4点、この日も序盤に5点と打線を勢いづけた。「1打席目の1球目は100%狙った球しか打たない」と完璧に仕留めた。2試合連続先頭打者弾は、球団では14年の梶谷以来7年ぶり3人目。3試合連続なら日本タイ記録だが「僕はあくまで出ることを求められている。チャンスメークに重きをおきます」と色気を見せない。

3安打で役割を全うし、首位打者を争う立場。それも「タイトルには本当に興味なくて、自分のプレーをグラウンドでどう表現するか。これからも変わらない」と笑い飛ばす。不動の1番にはブレない強さがある。

▼桑原が前日に続いて初回先頭打者本塁打。2試合連続の初回先頭打者本塁打は17年8月3、4日陽岱鋼(巨人)以来35人、41度目。DeNAでは77年4月28、29日山下、14年9月9、10日梶谷に次いで3人目となった。桑原は2本とも勝利打点付き。2試合連続初回先頭打者Vアーチは、78年7月18、19日ヒルトン(ヤクルト)84年7月16、17日真弓(阪神)14年の前記梶谷に次いで4人目。