楽天の連勝が3で止まり、首位オリックスと5ゲーム差、2位ロッテとは3・5ゲーム差に開いた。

田中将大投手(32)が日本球界復帰後初めて9回のマウンドに上がった。112球で2失点完投したが、打線が散発3安打とロッテ小島を打ちあぐねた。小島には9月11日の対戦でも1失点完投を許している。

石井一久GM兼監督は「前回もやられてしまってるんですけども、今日はバッター有利のカウントでちょっと力負けしたというか、思い切ってコンタクトできない状況があったと思います。常に主導権を持って投球されてしまった」と振り返った。

田中将は初回に2失点した後は追加点を許さなかった。「初回の入りが全てだった。思う通りに投げられず、非常に苦しい立ち上がりになってしまった」と反省。1回終了後に小山投手コーチと改善点について話し合い、立ち直った。

4回2つめのアウトを取った時点で、日米通算2500投球回に到達。「どれだけの数字なのか分からないので何とも言えないですけど、長い間投げられている証し。いつも支えてくれる家族だったり、ここまで携わってくれたいろんな方々に感謝したい」と話した。

力投も援護に恵まれず、7敗目はNPBでは08年以来の自己ワーストタイ。これで登板7試合連続、白星から遠ざかっている。