DeNAがクローザー不在を露呈した。勝てば最下位脱出となる試合。2-1と1点リードの9回、伊勢大夢投手をマウンドに送った。だが、伊勢は先頭打者から3連打で同点を許して降板。無死一、二塁から4番手で砂田毅樹投手を登板させた。送りバント失敗で1死を取ったが、四球で満塁とし、1番京田に一塁強襲の2点適時打を浴びて逆転を許した。

伊勢は3日の巨人戦でも1点リードの9回に登板。大城に同点二塁打を浴びて、プロ初セーブを逃していた。三浦監督は伊勢の投球について「しっかり準備はしてもらっていた。そこ(9回のセーブシチュエーション)は乗り越えてもらわないといけないと思います。使っているのはこっちなので、思い切って投げてもらうしかない」と話した。

DeNAは開幕から三嶋一輝投手がクローザーを務め、9月に入ってから山崎康晃投手に変更していた。山崎が再調整で登録抹消となっており、以後は守護神が「流動的」(三浦監督)という状況が続いている。

この敗戦で、DeNAは最下位脱出を逃した。ドラフト会議には最下位で臨むため、ドラフト2位を最初に指名できる。