阪神島田海吏外野手(25)がプロ初の猛打賞となる4安打の大暴れだ。負けられない戦いで先発1番に抜てきされたが動じない。3点リードの4回、26分間の降雨中断明けに2死一、二塁で打席を迎えた。貴重な加点機で冷静になった。

直前の2回の打席は打ち気が勝り、力んで一ゴロだった。「少し強引になってしまったので、センター方向に意識を持って打ちにいった結果がいい形になってよかった」。浮いたスライダーをとらえて、中前に加点適時打。9、10月に2敗していた奥川をKOした。

1回も中前に運び、近本の先制3ランをお膳立て。5、7回も適時打を放った。前日18日広島戦は加点機の7回に代打でバント失敗の見逃し三振した。お立ち台で「昨日、大事な場面で(佐藤)輝の代打で、うまくバントを決められなかった。見返すチャンスだと思った。やってやろうと。派手な打撃はできない。泥臭いヒットが持ち味です」と胸を張った。

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