DeNA牧秀悟内野手が3安打の固め打ちで、打率を3割に乗せた。2回無死の第1打席で内野安打を放ち、4回無死から二塁打でチャンスメーク。

8回無死一塁では中前打を放ち、5打数3安打で今季12度目の猛打賞だ。打率を3割1厘まで引き上げ「目標にしていた3割に到達でき、素直にうれしいです。まだ残り試合もあるのであまり意識せず毎打席集中して頑張っていきます」と喜んだ。安打数も141に伸ばし98年高橋(巨人)を抜いて新人歴代9位に浮上。チームは16度目の引き分けに終わったが、いぶし銀ルーキーが、またも記録を積み重ねた。

同点の9回2死一、二塁のサヨナラ機で三ゴロに倒れて最後の打者となり、悔しそうな表情を浮かべた牧だったが、三浦監督は「しっかりとチャンスメークして常に全力疾走。常に一生懸命やってくれている」と評価した。このまま打率3割をキープすれば、98年の高橋と坪井(阪神)以来の快挙となる。

▽DeNA今永(6回を6安打3失点)「相手打者が自分のしてほしい反応をしてくれず、また本塁打を許した後、慎重になり球数が多くなってしまいふがいないです」

▽DeNAソト(4回1死三塁から2打席連続の適時打)「最低でも犠牲フラィという気持ちで打席に向かいました。逆方向の打球でしたが、しっかり押し込むことができました」

▽DeNA佐野(5回1死二塁から適時打)「ストレートを自分のスイングで捉えることができました。クワさん(桑原)、知野が良い形で回してくれたので、ランナーをかえすことができうれしいです」