広島の守護神栗林良吏投手(25)が、15年山崎(DeNA)が持つ新人最多セーブ記録の「37」に王手をかけた。

3点リードの9回。1死から中前打を許すも、村上、代打西浦を連続の空振り三振斬りで締めた。19試合連続セーブで36セーブ目。今季最終戦の11月1日ヤクルト戦(神宮)に向け「最後の1試合で出番があれば、必ず抑えたい」と力を込めた。

DeNA牧らとの新人王争いもシーズン終盤に過熱しているだけに、佐々岡監督は「牧がインパクトのある終わり方をした。恐らく(新人王は)大丈夫だと思いながらもセーブ機会があれば、最後もしっかりとね」と期待した。

栗林は本拠地で27試合に登板し、圧巻の防御率0・00で終えた。右腕は「そこは結構意識してました。(九里)亜蓮さんの最多勝もかかってて、いろんな思いが重なったマウンドだった。1年間ホームでゼロで抑えることができてよかった」と振り返った。