パ・リーグは30日、レギュラーシーズンの全日程を終えて個人タイトルが確定し、25年ぶりにリーグ優勝したオリックス勢がジャックした。山本由伸投手(23)が18勝、防御率1・39、206奪三振、勝率7割8分3厘と投手の主要タイトル4冠を独占。4完封を合わせて「5冠」となった。吉田正尚外野手(28)は3割3分9厘で2年連続の首位打者と4割2分9厘で初の最高出塁率を手中に。杉本裕太郎外野手(30)が32本で本塁打王に輝いた。

杉本がロッテ・レアードらを抑えて最多本塁打を初受賞した。本塁打の醍醐味(だいごみ)を「打って(ダイヤモンドを)回っている瞬間が大好きで。それがあるからここまで野球を続けているくらい好きです」と告白。愛称「ラオウ」を登録名にすることもひそかに考えて断念したと明かした。「北斗の拳ファン、ラオウファンに失礼だなと思って。それくらいラオウって偉大だと思うので。杉本でいきます」と自身のヒーローへの敬意をのぞかせた。