DeNA佐野恵太外野手(26)が、来季も主将継続に意欲を見せた。

昨季から筒香の後継で主将に就任したが、チームの順位は4位→6位と下位に低迷した。「キャプテンをやって去年も今年もいい順位ではない。もし来季キャプテンをやるなら優勝したい。改めて強く思いました」。10月26日の本拠地最終戦で、ヤクルトの胴上げを目の当たりにした。強い刺激を受けたという。

今季はプロ5年目で初めて全試合に出場した。「全試合出場することが、昨季けがをしてからの目標だった。そこはとてもいい経験できた。そこぐらいですかね、今年自分を褒めてあげられるのは」。昨年は初めて規定打席に到達して首位打者を獲得したが、背中の張りと左肩関節脱臼で、106試合の出場にとどまっていた。

143試合に出場する身体への負荷を知り、秋は肉体改造に励む。「走攻守において、すべてレベルアップしていかないと、これから先に何年もレギュラーとして試合に出続けるのは難しいと思う。毎年そうですが、来季に向けて意識を高めていかないと。トレーニングはしっかり重点を置いて取り組みたい」。今後はトレーナーらと相談し、ウエートトレーニングにも注力していく。【斎藤直樹】