レギュラーシーズン2位の阪神は難敵菅野を打ち崩せず、同3位の巨人に完封負けを喫して後がなくなった。

先発投手は今季巨人戦2試合先発で16回無失点の「Gキラー」高橋遥人投手(25)。菅野と同様に3回まで完全投球と抜群の立ち上がりを見せたが、中盤、巨人打線の粘りに陥落した。

両チーム無得点の5回は内野安打を含む2安打で1死一、三塁とされ、7番吉川に先制の中前適時打を許す。6回は2死無走者から1安打1四球で一、二塁とされ、5番ウィーラーに中堅フェンス直撃の2点二塁打を献上した。

打線は1点を追う5回、先頭の4番ジェフリー・マルテ内野手(30)がチーム初安打となる左前打。ただ、直後に無死一塁からランエンドヒットの可能性が高かった1球を巨人バッテリーに大きく外され、二盗失敗で反撃ムードを高められなかった。3点を追う6回は2死二、三塁で3番近本光司外野手(26)が遊飛に倒れた。

高橋は今年の巨人戦21イニング目での初失点から粘りきれず6回3失点で黒星。救援陣も8回に高卒2年目の及川雅貴投手(20)が1失点し、突き放された。打線は菅野に7回2安打無失点の快投を許し、白星を献上。4点を追う9回には2死満塁の好機をつくって守護神ビエイラを降板させたが、代打の原口文仁捕手(29)が三直に倒れた。

第2戦は7日。先発に今季13勝で最多勝タイトルを獲得した青柳晃洋投手(27)を立て、敗れれば終戦となる一戦に総力を結集する。

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