中日立浪和義新監督(52)が主砲ダヤン・ビシエド内野手(32)の改造プランを明かした。

今季12球団最少の69本だったチーム本塁打数について来季は100本を目指すと設定。その上積みの根拠として「ビシエドもちょっと形を変えれば、40本打てるような力はある。今年よりは打てる選手、増えるでしょう、きっと」と自信をみせた。

17年を最後に遠ざかる100発へ新外国人の獲得、高橋周の打撃改造だけでなく、主砲ビシエドにも「伸びしろ」があるとみて大なたを振るう。立浪監督は「ビシエドも今のフォームだと、15~20本塁打。前にいく、どうしても衝突して打つので」と現状を分析し、フォーム改造について「春に(球を)呼び込む形を当然やっていかないと。来年話をする」と続けた。

ビシエドは首位打者と最多安打に輝いた18年の26本塁打が最多。キューバ出身のリナレス巡回コーチが専属指導に当たり、ここに通算404本塁打で新任の中村紀打撃コーチを加える。「中村紀はすごくいい意味での反動を使って球を飛ばしていた打者。何かいいヒントがあれば。フォーム改造は難しいが、うまく話しながら。ビシエドも本塁打を打ちたいし、チームもそう」。球団最多通算2480安打のレジェンド指揮官は、打線復活へ聖域なき改革を推進していく。【伊東大介】