巨人がヤクルトと引き分け、CSファイナルステージでの敗退が決定。今季の戦いが終了した。

序盤こそ試合を優位に進めた。3回1死一塁、今季限りで現役引退を表明している亀井が直球を右前打。1死一、三塁のチャンスを作ると続く主将坂本が初球を中犠飛。CSファイナルステージ3戦目、21イニング目にして、巨人打線がようやく1点をもぎとった。

先発メルセデスも6回1安打無失点と好投。試合を作り、1点のリードを保って終盤に突入したが、王者ヤクルト打線が、巨人のリリーフ陣に襲いかかる。7回、2番手デラロサが安打と2四球で2死満塁のピンチを招く。左打者の青木を迎えたところで左腕の中川にスイッチした。しかし、初球を左翼前にはじき返された。2点適時打で逆転を許した。

8回には2死二、三塁から広岡が遊ゴロ内野安打で同点適時打。最後は気迫のヘッドスライディングで望みをつなげた。だが、続く中島が三飛に倒れ、反撃及ばず。9回はマクガフの前に無得点。引き分けに終わり、CSファイナルステージは2連敗、1分けで、巨人の21年シーズンが幕を閉じた。

▼巨人が日本シリーズ進出を逃した。巨人は公式戦の成績が61勝62敗20分け(勝率4割9分6厘)。勝率5割未満でCSに出場したのは延べ7チーム目だが、日本シリーズ進出は1度もない。

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