広島が16日、大リーグ移籍を目指す鈴木誠也外野手(27)のポスティングシステム(入札制度)申請を承認したことを発表した。

【鈴木誠也 カープでの歩み】

◇12年 10月のドラフト会議で広島から2位指名され、背番号51で入団。投手から野手にコンバート。

◇13年 9月14日巨人戦(マツダスタジアム)で1軍デビュー。高卒1年目に高卒新人野手では99年の東出以来となる14年ぶりの1軍出場を果たした。

◇14年 9月25日ヤクルト戦(神宮)で先頭打者弾でプロ初本塁打を記録。36試合に出場し、打率3割4分4厘、1本塁打、7打点を記録した。

◇15年 高卒3年目で1軍に定着。97試合に出場し、打率2割7分5厘、5本塁打、25打点を記録した。

◇16年 6月17~19日のオリックスとの交流戦(マツダスタジアム)で、3試合連続の決勝弾をマーク。当時の緒方監督から「神ってる」と称され、このワードが同年の流行語大賞を受賞。25年ぶりのリーグ制覇に貢献。ゴールデングラブ賞とベストナインを初受賞。

◇17年 8月23日DeNA戦(横浜)の守備で、右足を痛め途中交代。病院で「右脛骨(けいこつ)内果剥離骨折」と診断を受け、シーズン中に復帰できなかった。115試合で打率3割、26本塁打、90打点を記録した。

◇18年 自身初の開幕4番に抜てき。打率3割2分で初の大台30本塁打に到達し、リーグ3連覇に貢献。

◇19年 背番号1に変更。自身初のタイトルとなる首位打者(3割3分5厘)、最高出塁率(4割5分3厘)を獲得。11月に行われたプレミア12では、4番で奮闘しMVPに選ばれた。

◇20年 5年連続の打率3割、25本塁打以上は王、落合、小笠原に次いで4人目の快挙を達成。5年連続のベストナイン、4度目のゴールデングラブ賞を受賞。

◇21年 5月には新型コロナウイルスに感染した。東京五輪では侍ジャパンの4番として全試合に出場し、金メダル獲得に貢献。7、8月度、9月度と2カ月連続で月間MVPに選出。9月にはプロ野球記録にあと1本に迫る6試合連続本塁打を記録。2年ぶり2度目となる首位打者(3割1分7厘)と最高出塁率(4割3分3厘)を獲得した。