DeNAのルーキー高田琢登投手(19)が17日、初の契約更改交渉に臨み、20万円アップの年俸490万円でサインした。「けがが多いシーズンになってしまったのですが、試合で1イニング投げさせていただいて、プロ野球のレベルの高さを感じることができ良い1年になりました」。今季1軍登板はなく、イースタン・リーグでは6月17日の楽天戦(横須賀)で1イニングを3者凡退に抑えた。

8月2日には、左肩のクリーニング手術を受けた。オフは「まずはけがを治すこと、そしてけがをしない体づくりを第一に取り組んでいきたいです」と話した。来季に向けては「1年間けがをせず試合で投げきることはもちろんですが、少しでもチームに貢献できるようなピッチングをしたいと思います」と目標を掲げた。

高田は静岡商時代、父の晋松監督とプロ入りを目指して二人三脚で歩んだ。20年のドラフト6位でDeNAに入団。同校から直接のプロ入りは、久保寺雄二さん(南海)以来44年ぶりだった。【斎藤直樹】