中日福留孝介外野手(44)が20日、ナゴヤ球場で契約更改交渉に臨み、300万円増の3300万円の1年契約で更改した。昨オフに阪神を自由契約になり、14年ぶりに古巣中日へ復帰。今季はスタメン、代打で起用されて91試合出場、打率2割1分8厘、4本塁打、18打点と活躍。打率こそ高くないが、決勝打5本と存在感を発揮した。「評価いただき増額していただいて、契約していただいた。この年で野球をやらせていただいているので感謝しています」。球界現役最年長の福留は、笑顔で約10分の交渉を振り返った。

今季は10月10日DeNA23回戦(横浜)でNPB通算2000試合出場を達成。9月28日巨人戦では44歳5カ月での決勝本塁打を放ち、自身の球団最年長記録を更新するなど記録面でも輝いた。「気にはまったくしません」ときっぱり。現在海外FA権も保持しているが、「忘れていた。意識もしていない」と笑った。

中日だけでなくPL学園の先輩にもあたる立浪政権下で45歳のシーズンを迎える。「いい緊張感でできるのはプラス。立浪さんは経験も多く、いろんな話をさせていただける。直接的に話す機会も増える。プラスにしていけたら」と、来季先輩指揮官の戦力になることを誓った。

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