ヤクルトの若き4番村上宗隆内野手(21)が、勝ち越しの2ランを放った。

1-1で迎えた8回無死一塁、カウント0-2と追い込まれてからオリックス3番手ヒギンズの3球目、外角への139キロのチェンジアップをとらえ、バックスクリーンへ運んだ。

一塁を回ったところで大きく右手でガッツポーズを決めた村上は、ベンチでチームメートと歓喜のハイタッチをかわした。「追い込まれていたので何とか食らいついてという気持ちでした。奥川があれだけ良い投球をしていたので絶対取り返したかった」と話した。

CSファイナルでは本塁打なしに終わっており、ポストシーズンに入って初めての本塁打。10月13日の中日戦(バンテリン)以来の1発となった。

▼21歳9カ月の4番村上が8回に2ラン。ヤクルトでは78年<2>戦角の22歳4カ月を抜き、日本シリーズでの球団最年少本塁打となった。また、21歳で4番で本塁打を打ったのは86~88年清原(西武)に次いで2人目。清原は19歳の86年に1本、87年1本、88年3本の計5本をすべて4番でマークした。

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