オリックス中嶋聡監督(52)は劇的勝利を飾った第1戦を「良かったですしかない」と振り返った。

1-3の9回無死一塁でレギュラーシーズンの代打打率4割2分9厘のアダム・ジョーンズ外野手(36)を代打に送ると、四球を選んで起用に応えた。無死一、二塁から福田周平内野手(29)に三塁方向へセーフティー気味のバントを命じ、これが野選を誘った。

無死満塁として宗佑磨外野手(25)の中前2点適時打で同点。最後は無死一、二塁から吉田正尚外野手(28)の中越え適時二塁打でサヨナラ勝利をつかんだ。

指揮官は「諦めることなく、ジョーンズもしっかり四球を選んでくれましたし、すべての選手が最後まで諦めなかったことが勝ちにつながったと思います」と、ナイン一丸の逆転劇を称賛した。

試合後には21日の第2戦(京セラドーム大阪)の先発投手について「宮城」と明言した。

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