DeNAが22日、横須賀市の球団施設DOCKと横須賀スタジアムを使用していた秋季トレーニングを打ち上げた。

1、2軍合同で、全体練習はなしという珍しい形式。三浦大輔監督(47)が、手応えを語った。

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-最終日はあいにくの天気だが秋季トレーニングが終了した

三浦監督 コーチ、スタッフが連携を取って、うまく進めてくれた

-成果の手応えは

三浦監督 手応えは来年のキャンプ、オープン戦で感じるものと思う。大きなけがなく、個々のレベルアップができた。個々に特化したのはよかった

-リハビリ組も含めた進捗(しんちょく)状況は

三浦監督 リハビリ組もできることをやってくれている。ほぼ全員が、状態が下がることはなく取り組めたと思う

-ファンが見つめる中で練習した

三浦監督 見られている中で練習すると選手も頑張れる。しんどい練習ももうひと踏ん張りできる。ファンの方も、コロナで選手に声を出すことはできないが、いい練習ができた

-成長が目立った選手はいたか

三浦監督 選手が頑張るのは当然ですが、コーチ、スタッフ、AT(アスレティックトレーナー)が、しっかり準備して連携して秋季トレーニングを進めてくれた

-コーチは懐かしい顔が加わった

三浦監督 懐かしいなと。また一緒のユニホームを着てグラウンドにいるのは。懐かしさが一番大きかったですかね。新しいコーチといろんなところでコミュニケーションが取れたり、話をする姿が見えた。来季に向けて変わっていかないと。どんどん新しいものを生み出せていければ

-新コーチが他球団から持ち込んだ、プラスになると感じたことは

三浦監督 プラスになることはいっぱいあった。新しい視点、外から見たDeNAベイスターズが分かった。横須賀スタジアムとDOCKを使いながら、1、2軍関係なくベイスターズという1つのチームで動けたのはよかった。既に競争が始まっている。コーチも1、2軍関係なく動けた秋季トレーニングだった。もちろん来年以降の課題もあるが、第1クールより第2クール、第3クールとよくなった。施設も新しい中で、非常にいい連携がとれた

-春のキャンプまでに期待したいことは

三浦監督 選手たちにコーチから指導してもらって、オフも準備期間だと。秋、オフ、自主トレ、春のキャンプと全部つながっていると。シーズン終わった時から2022年は始まっている。秋をどうつなげていくか。選手たちにオフの課題、やるべきことは落とし込んでもらっている。1月から自主トレ、キャンプにどう取り組んで来たか見るのも楽しみ

-レベルアップの未来像は描けているか

三浦監督 描いてますし、自主トレからキャンプまでギャップも生まれると思う。想像以上にいい方のギャップが生まれることを期待している

-今日、選手には話はしたか

三浦監督 今日は全員がそろうことはなかったので。昨日は投手陣の最初の集まりで、全体は手締めの時だけで。投手には話した

-どんな話を

三浦監督 大した話はしてない。日本シリーズを見ながら、そこでプレーするために、普段から意識を持って練習していこうと

-チームとしての活動が最後。監督1年目はどうだったか

三浦監督 悔しいシーズンでした

-オフに入るがやりたいことは

三浦監督 もちろん来季のことを考えて過ごします。ちょっとゆっくり、今シーズンを振り返る。来年のキャンプ、オープン戦を考える。しっかり、オンとオフを切り替える

-石井琢朗氏、鈴木尚典氏、斎藤隆氏ら新コーチの指導ぶりは

三浦監督 遠慮なくやってもらっているのでよかったと思う

-全体練習、1、2軍の撤廃など、やってよかったことは

三浦監督 1つのチームとして動けたのがよかったと思う。1軍とファーム関係なく選手もコーチも動けた