ロッテのドラフト1位、市和歌山・松川虎生捕手(18)が24日、和歌山市内のホテルで球団と契約を結んだ。契約金1億円、年俸1300万円(いずれも推定)で合意した。

松川は高校通算43本塁打を誇る大型捕手で、DeNAに1位指名され仮契約した小園健太投手(18)とのバッテリーは高校球界で注目を集めていた。

10月中旬の指名あいさつで井口資仁監督(46)から「われわれマリーンズの黄金時代を担ってくれる選手の1人になってくれるんじゃないかと思っています」と高い期待を掛けられた松川は、初めてピンストライプのユニホームに袖を通し「プロ野球選手になったという実感がすごく強いです」と笑顔を見せた。

契約金については「両親に預けたいなと思っています。欲しいものを買っていただけたら」と優しく話した松川は「厳しい世界だと思うので、初心の気持ちを忘れずに、必要とされる選手になれるように」と気を引き締めていた。