DeNAドラフト6位の神奈川大・梶原昂希外野手(22)が27日、横浜市内で仮契約を結んだ。契約金2500万円、年俸690万円。「自分には十分過ぎるぐらいの金額。すぐに『お願いします』と。来年プロ野球選手になることを身をもって感じました」と喜んだ。

契約金では家族に旅行をプレゼントする予定。大分の実家から別府温泉は車で30分ほどだが「近すぎる」ということで、同じ温泉地でも神奈川の箱根を予定している。

神奈川愛が深い。大学がある横浜市の白楽には、いきつけの中華料理の名店「ラーメン 末廣家」がある。ラーメンとチャーシューがお気に入り。現在83キロの体重を1月までに88キロに増やす計画もあり、河原隆一編成部スカウティングディレクターからは「ギョーザもつけるように」とタンパク質の補給を命じられた。

地元の大分では、趣味として釣りを愛した。豊後水道では、イカ釣りだけでなく、名物の関アジ、関サバを「半日で100匹ぐらい釣りました」という腕前。料理も得意で、自分で三枚おろしや唐揚げもつくるという。

プロで対戦したい投手には巨人の菅野智之を挙げた。「球界を代表する投手なので」。料理好きのスラッガーは、一流投手の剛球をさばけるように、力をつけていく。【斎藤直樹】