野球殿堂博物館は1日、「2022年野球殿堂入り候補者」を発表し、プレーヤー表彰では新たに、メジャーや広島で活躍した黒田博樹氏(46)とDeNA現監督の三浦大輔氏(47)が候補者に加わった。

黒田氏は01年から3年連続2桁勝利を挙げるなど、広島のエースへと駆け上がり、05年には最多勝をはじめ、ベストナイン、最優秀投手、ゴールデングラブを受賞。07年オフにFA権を行使してドジャースへ移籍し、1年目から2年続けてリーグチャンピオンシップ出場に貢献。ヤンキース時代を含め、5年連続で2桁勝利を挙げた。広島で背負った背番号15は、球団の永久欠番となった。

三浦監督は91年のドラフト6位で大洋に入団。横浜、DeNAと球団名が変わる中、25年間移籍することなく在籍した。05年には最優秀防御率、最多奪三振のタイトルを獲得。04年のアテネ五輪では日本代表として銅メダルを獲得している。リーゼントの髪形がトレードマークで「ハマの番長」としてファンから愛されている。

昨年までの候補者(高津臣吾、山本昌、A・ラミレス、川相昌弘、宮本慎也、谷繁元信、桑田真澄、野村謙二郎、小久保裕紀、松中信彦、T・ローズ、前田智徳、小笠原道大、石井琢朗、城島健司、稲葉篤紀、山崎武司、高橋由伸、赤星憲広、佐々岡真司、田口壮、和田一浩、谷佳知)と合わせて計25人。

 

エキスパート表彰では、新井宏昌氏、高代延博氏、槙原寛己氏、和田豊氏の4人が追加。特別表彰は早実の監督として王貞治を擁して57年センバツに優勝し、その後中大でも監督を務めた故宮井勝成氏ら4人が候補者入りした。