西武森友哉捕手が“V字更改”を果たした。3日、埼玉・所沢の球団事務所で契約交渉に臨み、5000万円アップの年俸2億1000万円でサイン。今季は2年ぶりに打率3割、2桁本塁打をマークし、不振の打線の中でクリーンアップを支え続けた。昨オフに2億円から1億6000万円まで減額したものの、見事に2億超えでV字回復。「交流戦が始まる前くらいまでは、今年もアカンわって思ってたんですけど、なんとか盛り返すことができて目標の3割にしっかり乗せられてよかったと思います」と振り返った。

交流戦で打撃をつかみ、五輪中断期間中に立て直した。後半戦は1試合5安打を達成するなど、打撃の状態もV字回復。最終的に、打率3割9厘でリーグ2位となった。守備では正捕手としてマスクをかぶり続け、渡辺久信GMからも「チームは最下位だったけど個人的に頑張ってくれた」と評価を受けた。

来季に向け、前日2日に発表されたゴールデングラブ賞を目標に掲げた。「守りでも評価してほしい。森はバットっていう印象になっていると思うので、守備もうまいと思われるような選手になりたい。(ソフトバンク)甲斐さんがずっとゴールデングラブ賞をとってるんで、1回くらい譲ってくれてもいいんじゃないかなと。プロ野球生活で1回はとりたい賞」と、攻守で躍動を誓った。(金額は推定)