巨人広岡大志内野手(24)が10日、都内の球団事務所で契約交渉に臨み、300万円増の年俸1900万円で更改した。年俸増の評価を受けるも「優勝できなかったので、すごく悔しいシーズンだった」と話した。

今季開幕前の3月1日に田口との交換トレードでヤクルトから加入。開幕は2軍だったが、4月に1軍昇格。移籍後初出場、初スタメンとなった同13日中日戦(東京ドーム)で勝ち越し本塁打をマークした。阪神とのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ初戦では負傷離脱した岡本和に代わり「2番三塁」でスタメンを張った。

レギュラーシーズンは78試合に出場し、打率1割8分9厘、5本塁打、15打点だった。今オフはヤクルト内川と合同自主トレを行う予定。「キャンプで1カ月間しかできていないけど、同じ右打者としてあれだけ打てるというのを何かつかもうと思ってお願いしました。ボールのコンタクト率。崩されても、さされてもヒットにできる。バットに当てる技術を聞いてみたい」と武者修行に出る。