オリックス吉田正尚外野手(28)が22日、大阪・舞洲の球団施設で契約交渉に臨み、1・2億円増となる年俸4億円プラス出来高でサインした。7年目野手ではイチローに並ぶ最速の4億円到達。背番号「34」から「7」に変更することも発表した。チームの大黒柱がマルチに活躍する俳優への憧れを明かした。(金額は推定)

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オリックス吉田正は多才な俳優に憧れを持つ。俳優や歌手として活躍する1学年上の菅田将暉に尊敬の念を示し、シーズン中に新曲「ラストシーン」を数回、自らの登場曲で使用した。「歌ったり、演じたり、いろんなことができるんで、シンプルにかっこいいなと思った。独特な雰囲気がありますし、個性的。役者もできて、歌える。生まれ変わったら、ああいう存在になりたいなと思ってますよ」。目を細めながらも、言葉には熱が帯びた。

11月中旬には、菅田は小松菜奈(25)と結婚。「ご結婚おめでとうございます。多才さに憧れています」と祝福。仕事と家庭の両立にも「なんでもできて、すごく良いですよね。唯一無二な感じが。うらやましいです」と話す。対照的? に吉田正は一芸に秀でるタイプ。バットで勝利をたぐり寄せる姿は、少年たちの憧れの的である。【オリックス担当=真柴健】