神様からの太鼓判を力に変える。

巨人ドラフト1位の大勢投手(翁田大勢、22=関西国際大)が4日、兵庫・三木市内の母校・関西国際大グラウンドで自主トレを公開した。

初詣で訪れた兵庫・高砂市の鹿嶋神社で引いたおみくじは「吉」で、「新天地が合っていると書いていました。『吉』も結構良かったかなと思う」と笑顔をみせた。3日後には入寮が迫る。人生で初めて兵庫を離れ、東京で始まるプロ野球選手生活へ背中を押された。

運を手放さないように、鍛錬は欠かさない。年末年始は大みそか、元日も欠かさず体を動かし続けた。「やらなかったらなまってしまうので、継続してやるようにしていました」と意識を高く持ち続けた。

オンとオフをしっかり切り替え、学生最後の正月も満喫した。自然豊かな兵庫・多可町にある実家裏の山の麓で、友人2人と「焼き芋」を楽しんだ。「雪がすごくてどこにも出られなかった。近くの家の友達と焼き芋をしてました」とホクホク? 顔を浮かべた。

この日は関西国際大の後輩、西山大貴捕手(3年)とランニングやキャッチボールで汗を流した。「1軍で勝負していきたい」と、繰り返し口にしてきた「開幕1軍」を目指す。鹿嶋神社は一願成就の神様として知られる。おみくじに記されていた明るい未来を、現実のものにする。【小早川宗一郎】