DeNA三嶋一輝投手(31)、山崎康晃投手(29)が守護神の座をかけ、切磋琢磨(せっさたくま)しながら、今季の土台を築く。

チームメートの石田健大投手(28)、伊勢大夢投手(23)、ロッテ国吉佑樹投手(30)と神奈川・厚木市内での自主トレをスタート。伊勢も含め守護神争いの3投手らが参加する合同トレに、三嶋は「仲良しこよしじゃないです。すごく刺激をもらっていますし、負けちゃいけないなと思っています」と力を込めた。

リーグ優勝に向け、抑えの固定は大きなカギになる。昨季は三嶋が開幕から守護神を任されたが、シーズン終盤は山崎、伊勢ら日替わりで起用した。三嶋は「優勝するチームにはいいクローザーがいる。しっかり自負を持って、また信頼されるように」と闘志。山崎は「正々堂々とポジション争いをして、チームとして上にいけるように」と決意を込めた。

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オフのテーマに、山崎は原点の外角低めの直球を磨くことを挙げ、三嶋は練習メニューの負荷を上げ、下半身強化に設定した。この日は、三浦監督も現役時代に行った白山を登頂する「登山トレ」から練習を開始。球場ではキャッチボール、ノック、坂道ダッシュなどで汗を流した。雪が舞う中でも、初日から熱気に満ちあふれた。【久保賢吾】