プロ野球の斉藤惇コミッショナー(82)は11日、2月からの今春キャンプについて、キャンプ地の各自治体と2万人以下の有観客で行うことで合意していたことを明かした。

この日のJリーグとの新型コロナウイルス対策連絡会議後のオンライン会見で、キャンプを有観客で行う最終判断はいつまでに行うのか、という質問に対し「キャンプについては、自治体とも話はつけてあります。大声を出さない条件で、2万人以下でお客さんを入れる。有観客でキャンプを開催する位置付けでいます」と答えた。

自治体と合意した時期は「昨年末」のため、9球団がキャンプを行う沖縄でオミクロン株が広がり始める前のこととなる。ただ、斉藤コミッショナーは「今、急きょ、自治体から変更したい声は出ていない。よほどのことがない限り、その条件で進行すると思います」と、現時点で2万人以下の条件に変更はない見通しを示した。

また、3月以降の試合についても「その時の状況次第だが、制限なしでお客さんを入れてやりたい。検査を受けた証明書を持ってきてもらうか、そのときの状況次第。決まっていないが、我々の希望は、制限なしでお客さんを入れたい」と、あらためて有観客の意向を示した。