ロッテ西野勇士投手(30)が26日、キャンプ地の沖縄・石垣島で行っている先乗り自主トレの後、リモート取材に対応した。

20年に開幕ローテーション入りが内定していたものの、右肘の痛みを訴え、同年6月29日にトミー・ジョン手術を受けた。昨季までの2シーズン、ちょうど働き盛りの年代ながら公式戦登板はなかった。

「順調にやっていればしっかり投げられてただろうなと思っていたので、すごい悔しさはありましたけど、仕方ないなという気持ちもあったので。今まで肘、何回もやってきたので」

同年2月に同じ手術を受けたDeNA東克樹投手(26)の経過も報道で確認しながら、リハビリを進めていった。昨季キャンプでもキャッチボールは行ったものの「6割くらいは出せてたのかなというくらい。100(%)までは去年1年間では1回も行けなかったので」。現時点の状態も「100で投げられています。今までに比べてもいい状態だなっていうのはすごく感じているので」とハッキリと口にする。

リハビリ中に佐々木朗や小島、岩下ら年下の先発投手陣がめきめきと力をつけてきた。石川、美馬のベテラン陣に加え、種市も同じトミー・ジョン手術からの復活を期す。負けるつもりはない。「自分がしっかり投げられさえすれば」。石垣島キャンプはまずはB組(2軍)スタート。じっくりと力を示していく。【金子真仁】