全快&全開キャンプだ! 阪神2年目の佐藤輝明内野手(22)が28日、沖縄・宜野座で行う先乗り合同自主トレ参加に備え、空路キャンプ地入りした。サイドを大胆に刈り上げた気合十分の髪形で、早くも臨戦態勢。昨季終盤に痛めた左膝は順調に回復し、初日からフルメニュー参戦する意気込みを明かした。グラブは外野に加えて三塁用も持参。シーズンでの大暴れをイメージして南国で鍛えまくる。

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佐藤輝が勇躍、沖縄に乗り込んだ。頭の両サイドを大胆に刈り上げたキャンプ仕様。早くも気合十分だ。晴れ間に時折雨がぱらついた南国の空模様とは対照的に、プロ2年目のキャンプインへ視界は良好。昨季終盤に負傷した左膝の状態について「良い感じだと思います」と手応えを明かし、キャンプでのフルメニュー消化についても「その計画です」ときっぱり言った。力強いエンジン全開宣言。もう初日が待ち切れない。

鳴尾浜球場での合同自主トレでは、ベースランニングで一部別メニューを行ったこともあったが、内野でのノック、ウエートトレーニングなどみっちりとこなしてきた。すでに屋外でのロングティーも解禁済みで、体をいじめ抜く準備は整っている。「テーマ? しっかり練習します。(やりたいことは)全部です」。井上ヘッドコーチからは早出特守など、スパルタ特訓を予告されている。昨季後半戦の失速要因になった体力不足の克服はもちろん、走攻守でレベルアップに取り組む覚悟だ。

グラブは三塁用と外野用をそれぞれ複数持参。矢野監督は三塁大山、右翼佐藤輝を基本線としているが、かねて強い意欲を示している三塁守備も泥臭くアピールしていく覚悟だ。「外野もやると思いますし、両方、やると思います。しっかり自分のやるべきことをやるだけ。それが全てです」と力強い。

キャンプは2年ぶりの有観客。昨年は特大アーチを連発しても歓声はなかったが、今年は大きく環境が異なる。「まだ未知の…。練習をファンの方が見るのは経験したことがないのでどうなるか分からない。(でも)楽しみたいと思います。練習はしっかり自分のやりたいことをやっていきたい」。熱視線も力に、特大弾連発でコロナ禍のファンを元気づける意気込みだ。

「自分の練習をしっかりすれば結果もついてくると思います。頑張ります」。2月3日には実戦形式練習、5日には紅白戦が予定されており、8日には日本ハム新庄監督の初陣となる練習試合(宜野座)が待っている。背番号8から目が離せない球春は、もうすぐそこだ。【中野椋】

◆佐藤輝1年目の宜野座キャンプ 新人は指定されたメニューがあったが、それ以外はほぼ他の1軍ナインと同じ内容を消化。先乗り合同自主トレ初日にプロ初の屋外フリー打撃を行い、41振で4本の柵越え。バックスクリーン上部に当てる特大の140メートル弾を放ち、いきなり周囲の度肝を抜いた。キャンプ初日の屋外フリー打撃では、中越えの推定135メートル弾を含む89スイング中9本の柵越えを披露。対外試合デビュー戦の2月9日の日本ハム戦(宜野座)では、右腕の鈴木健からプロ初アーチを放った。同18日のDeNA戦(宜野湾)では伊勢から、電光掲示板を越える推定140メートルの特大弾をマーク。キャンプ実戦は11試合で打率3割6分6厘、2本塁打、9打点で開幕1軍に突き進んだ。