日本ハムは3日、今成泰章スカウトが2日に劇症型溶血性レンサ球菌感染症のため埼玉・朝霞市の病院で死去したと発表した。66歳だった。ヤクルトとのオープン戦(札幌ドーム)の試合前練習の冒頭に新庄剛志監督ら首脳陣、選手、球団スタッフらがグラウンドに集まり、黙とうをささげた。場内のビジョンには今成スカウトが担当した加藤貴之投手や野村佑希内野手との写真が映し出された。

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◆劇症型溶血性レンサ球菌感染症とは? 突発性ショックを引き起こす細菌感染症。人食いバクテリアとも呼ばれる。毎年、全国で600~900人の患者が確認されている。壊死(えし)性筋膜炎や多臓器不全を引き起こす。致死率は30%ときわめて高く、発症から48時間以内に死に至るなど症状の進行も早い。30歳以上の成人に多い特徴がある。