西武今井達也投手(23)は立ち上がりから飛ばした。「立ち上がりはいつも不安定だったので。よーいスタートの1人目からしっかり全力で入れるように、ということを意識しました」と、初回にこの日最速155キロを出すなど、最初から全力だった。前回8日のDeNA戦では、初回に先頭への四球から3失点。その反省を踏まえた。

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だが、この日も日本ハム先頭高浜に四球を与えた。違ったのは、その後だ。続く近藤にはオール直球勝負。「力負けしないように」。強い当たりを打たれたが、二ゴロ併殺で押し切った。3番石井は左飛。そのまま0を重ね、4回2安打無失点で終えた。

降板後は、捕手の森と「立ち上がりは力んで投げていた。力みすぎず、抜きすぎず、ちょうどいい負担で真っすぐをもっと投げられれば」と確認した。

辻監督も初回先頭を反省点として指摘したが「その後はしっかり抑えた」と評価した。次は、中5日でオープン戦最終戦となる21日ヤクルト戦に投げる。開幕2カード目、日本ハム戦の初戦先発が濃厚だ。