巨人丸佳浩外野手(32)が今季の登場曲にオリジナル曲を採用する。丸は大好きなオンラインゲーム「Dead by Daylight」の楽曲「チェイス」を昨季終盤から使用。作曲したフォークデュオHONEBONEとオフに対談の機会があり、楽曲提供の逆オファーを受けて、快諾した。
タイトルは「夜をこえて」。丸は「自分に向けて作っていただいた曲なので、最初は信じられないという気持ちだった。実際に聞いて、とてもいい曲でしたし、打席に入るときに『行くぞ!』と気持ちが高ぶる曲がいいですとリクエストしていたので、それ通りに作っていただいてうれしいです」と感謝した。
野球に詳しくなかったHONEBONEは当初、丸を知らなかったが「チェイス」を登場曲に使ってくれていることに感激。ボーカルのEMILYは「私たちの曲を使ってくれたということなので『曲を書かせてもらえませんか?』と強引に売り込みをかけた。丸選手のためだけに書きたいと言って、OKをいただきました」と明かした。
作詞作曲にあたり、丸のプレー映像を見たり、知人の巨人、阪神ファンに丸の存在についてリサーチしたという。ギターのKAWAGUCHIは「“夜をこえて”という曲ですが、丸選手はキャリアの長い選手なので、良いときばかりじゃなく、つらいときも乗り越えて来た。つらい時期を越えて活躍して欲しいなという思いで作りました。丸選手からはお客さんと一緒に盛り上げれる曲がいいというオファーをいただいたので、丸選手の野球人生も込みだし、お客さんから見た丸選手みたいなところも込みですね」と投影した。