3日連続“夢対談”! 連覇&日本一を狙うオリックス勢が、25日のシーズン開幕を目前に、日刊スポーツの独占インタビューに応じた。第1弾は開幕投手のエース山本由伸投手(23)と、2戦目が濃厚な昨季新人王左腕の宮城大弥投手(20)が「ぶっちゃけトーク」を大展開。仲のいい左右の両輪が、タイトル争いで思わず火花です。【取材・構成=真柴健】

    ◇    ◇    ◇

宮城 もうすぐシーズン開幕ですね。僕は(高卒3年目で)まだ心の余裕がないというか。緊張と不安があります。ただ、昨年はローテで1年間、頑張れたので今年も頑張りたいです。

山本 おいおい!(笑い)。意外と? 謙虚で、かわいいですよね。僕とキャッチボールしていても、ワンバウンドを投げてしまったら、ちゃんと1回1回、帽子を取って謝ってきますよ(笑い)。

宮城 由伸さんは、心に余裕があるからこそ、周りの人に適切な言葉遣いや心掛けができるんです。僕をおちょくってきたり。僕には、まだできないです…。

山本 宮城、まだ20歳ですよね。1軍で活躍してるのは本当にすごい。オドオドしてる雰囲気もあるけど、マウンドに上がったら堂々と良い投球しています。

宮城 「おい、失点ピッチャー」っていじられますけどね…。でも、真面目に質問したらちゃんと答えてくれる。いつも味方してくれて感謝しています。いつか(立場)逆転して僕が優しくしてあげますね(笑い)。

山本 あ、そういえば…。タイトルを取る気満々でいますけど「無理だよ」って教えてあげたいですね。宮城、そこも謙虚にいこうよって(笑い)。

宮城 はい…。僕も負けたくないです! ただ、相当ハイレベルでエグイ人なので…。え? 僕がもっと頑張れば良い話なのか…? 一気に全部勝つのは難しいので、1つずつ狙いたいですね。

山本 とりあえず、このオフシーズンも絶対、僕の方が練習しました。だから、今年も「無理だよ」と言いたいですね。もっと頑張れよ、2番目じゃダメだぞ~。

宮城 オシャレも負けたくないです。今のところ野球も、顔も、気配りとかも…。野球以外も全部で負けていて、全滅です…。

山本 マジでセンスないんですよね~(爆笑)。何も知らないんだろうな~って、見てたら思いますよね。かぶっている帽子を買ったのがドン・キホーテみたいですよ。

宮城 実は、茶髪にしたときの染め粉も、ドン・キホーテですよ。

山本 おいおい、まじかぁ! ちゃんと美容室、行けよ!(笑い)

宮城 1つだけ言っておきたいことがあるんです…。試合前にいじるのだけは本当にやめてほしいです! 当日が一番、プレッシャーをかけてきますよね…。マジでやめてほしい。僕は当日の空気感なのに…。

山本 ハハハ(爆笑)。

宮城 目が合ったらどんどん言ってくるので、わざと目が合わないように逃げてます。今年も優しくしてくださいね!