ロッテのドラフト1位、松川虎生捕手(18=市和歌山)が堂々のプロデビューを果たした。

8番捕手でスタメン出場し、そのまま試合終了までマスクをかぶった。オープン戦では最長でも7イニングまで。「バッテリー、組みたいです」と話していた高校の先輩でもある守護神益田とのコンビも実現するなど、盛りだくさんのデビュー戦になった。

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「初めはすごく緊張したんですけど、ゲームに入っていく中でいい緊張感を持ちながら9回まで行けたと思います」と2時間58分を振り返った。

高卒捕手の開幕マスクは2リーグ制以降、史上3人目となった。「あまり気にしないですね。そういうのは。(周囲から)いつも通り、虎生らしくやれと言われたので」。初安打こそ出なかったものの、奪三振の多い則本にファーストスイングで合わせるなど(結果は二ゴロ)、非凡なセンスを見せた。練習試合、オープン戦を通じても一度もなかった犠打も、1球で見事に成功させた。

井口監督は試合前の様子について「いや、全然変わらなかったですよ」とし「普段通り、どっしりベンチの一番いいところに座ってました」と笑いながら証言した。次回は27日の楽天との開幕第3戦(楽天生命パーク)で、佐々木朗希投手(20)とバッテリーを組む見込みだ。【金子真仁】

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