DeNA三浦大輔監督(48)が、昨年に続き試合の舞台裏や自身の思いなどを語る「月刊ハマの番長」。

今季の第1回は「横浜反撃」を掲げるチームの変化とともに、監督2年目の自身の変化について、本音で語りながら、開幕3連敗からの巻き返しを誓った。【取材・構成=久保賢吾】

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-広島との開幕3連戦は失点を重ね、3連敗。勝負を分けたポイントは

踏ん張りどころで踏ん張れませんでした。細かなミスとかありましたけど、投手でいえば点を取った次の回の失点(3連戦で計4イニング)ですね。打線は心が折れそうになるところをまた力を振り絞って、攻撃しようってところは出せていましたから、監督としてはうまく流れを作れなかったのかなと思います。

-29日からは中日との3連戦。連敗ストップに向けた打開策は

アウトを取れるところで取れなかったり、ここってところでフォアボールもありましたので、そういう細かいミスをなくしていかないと上にはいけません。とは言っても、縮こまらずに積極的に。せっかくキャンプで積み上げてきたものをこの3連敗でシュンとならないようにしないといけないです。

-昨年同様、外国人野手不在の中で開幕を迎えたが、その決断は

2人(ソト、オースティン)と話をしたのは、どうすれば一番長くシーズンを戦えるかを考えようと。「オレも我慢するから、我慢して状態を上げることに集中してくれ」という話をして。本人たちも分かっていますし、一緒に戦いたいって気持ちはすごく感じました。だから、戻ってくるまでいい状態で戦っていかないと、とても優勝なんて狙えません。いる選手でやるしかないです。

-今季はキャンプから「変わらないと」と連呼する。監督自身が変わろうと意識していることは

明るくしようとしています。去年、負けてた分、監督自身が暗くなりすぎてた部分もあったので。家族にも「悲壮感漂ってるよ」って言われたこともありましたし、負けて、悔しい気持ちがいっぱい出てしまって、どうしてもああいう感じになってしまった部分はありましたけど。自分自身も変わらないといけないと思っています。

-野手ではチーム打撃や1つ先の塁への意識、投手ではストライク率向上を掲げ、変化が見え始める

ヤクルトとのオープン戦(16日)でライトへヒットを打った戸柱が一塁を回って、止まった時に選手たちから「(二塁へ)行けただろ!」と声が出ていて、あの声を聞いた時に「よし、よし」と思いました。やってきたことを続けていけば、自分たちは変われると信じていますし、いい方向に向かっていることを継続していくだけです。

○…ニッカンスポーツ・コムでは、シーズン中もDeNAのさまざまな企画、情報をお届けします。「月刊ハマの番長」に加え、春季キャンプ中に掲載した佐野恵太外野手(27)の「キャプテン佐野日記」、山崎康晃投手(29)の「ヤスアキのキャンプレポート」はシーズン仕様にリニューアル(不定期連載)し、2年目で4番を務める牧秀悟内野手(23)らも登場予定です。お楽しみに。

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