日本ハムはオリックスのエース山本由伸投手(23)を打ち崩せず、2試合連続で0封負け。相手エースの連勝記録を「17」に伸ばされ、チームは開幕から3カード連続で負け越しが決まった。試合後の新庄剛志監督(50)の主な一問一答は以下の通り。

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(自ら切り出して)

新庄監督 151キロのフォーク、打てるかー。初めて見た。打席で“遊ぶぐらいの気持ち”でいかないと。たぶん(バットの芯に)当たらない。今日は(安打は)5本? (得点する)雰囲気はあったね。あと1本出なかっただけであって。

-6、7回は好機をつくったが、抑えられた

新庄監督 そこら辺は(山本が)さすがです。ベンチで「うまい」ってなるもん。ここで、この球かと。ファウルの打たせ方もうまいしねぇ。でも、なんか(7回裏に)大量点取られるまでは、ちょっと面白いゲームやってんじゃね、と思ったね。

-春季キャンプからやってきた、追い込まれてからペッパーの意識で3本の安打

新庄監督 そうそう。でも、ペッパーでも当たらんかな。遊び心があったんじゃね。開き直っての。やっぱねえ(山本は軸足の)右足で立ってから(打者方向へ)向かっていく時に1回、目をサード側にそらすのよ。あれがねえ、すごく力みをなくす投球術というか。ウチもね、ああいうテクニックをやってみても面白いんじゃないかな。(軸足だけで)立つ。ここで1本の線ができている。このまま、真っすぐのまま(打者方向へ)倒れていく。だから、フォークがガツンと効いてくる。それが(藤川)球児君が言っていた投げるテクニック。昨日のピッチャー(山岡)も真っすぐ立っていたもんな。膝が曲がってしまうと、リリースポイントのパワーがちょっと抜けてしまう。(8回裏に登板した)吉田君も(若月に遊ゴロを)打たれる前の1球。「上から、たたきつけてみ」と(指示を送った)。そしたら、148出て。真っすぐって分かっていても空振りが取れる。あの球が2、3球と、どんどん増えていったら成長していくということを自分で分かってほしい。ピッチングコーチも教えながら。自分では分かっていないかもしれないので。

-山本にストライク先行の投球されたが、打者としても考える?

新庄監督 嫌だね。嫌。ウチのピッチャーは(ストライクが)入っていない。向こうのピッチャーはストライクを取りに来ている。ここ。(カウントが)2ボールになったらダメ。2ボールからは、やっぱりバッターがめちゃくちゃ有利になるから。しかも明らかなボール、ボールだと。次は真っすぐ1本で打ちにいっといてタイミングを早く取るけど、それでスライダーが来たとしても待てるんですよね。スライダーから真っすぐかなって思う気持ちだと差し込まれるんだけど。2ボールというカウントは、めちゃくちゃ打ちやすいカウント。まあまあ、いいピッチャーと悪いピッチャーの違いは、そのへんだね。ストライクを取りにいってファウルになる、1-1のカウントからいけるピッチャーは、やっぱいいピッチャーが多いですね。