まさかの結末で、ロッテの連勝は4で止まった。

2-2の9回、無死一、三塁。日本ハムの8番宇佐見の打球は、左翼線上へ高々と上がった。左翼手の高部瑛斗外野手(24)がほぼ定位置から打球を追い、一度ファウルゾーンで足が止まったかのように見えたが、打球はフェアゾーンに落下。サヨナラ打となった。

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インパクトの瞬間から打球の落下まで、約6秒。落下地点は本塁から60メートルほどの場所だった。宇佐見はしばらく打席から走らず、遊撃藤岡は中継の準備をしていた。三塁走者は代走細川。仮にファウルフライであれば、サヨナラ犠飛を阻止するために、あえてフライを捕らない選択肢も一般的には考えられる。試合後、高部はベンチで号泣。報道対応はなかった。状況判断を迷ったか、照明などで打球を見失っていたかは、不明のままだ。また打球は落下後、やや三塁内野席側に大きくバウンドした。

試合後に報道対応した井口資仁監督(47)は高部の意図について「いや、我々も理解できないです。はい。まぁまぁ、ああいう、まぁチョンボですね。本当に、こういうことやってたら勝てないってことですかね」と言葉を絞り出した。

7回には好機で山口が見逃し三振し、8回には池田、高部が連続で見逃し三振。「バント失敗もありましたし、チャンスで見逃し三振もあったり、消極的なのかどうか分からないですけど、もっと若い選手はどんどん積極的にやっていかないと勝てないと思います」とおかんむりだった。

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